決勝は晴れたものの、それ以外は一貫して雨に悩まされた今年のイギリスGP。この雨による損失がばく大なものになるだろうとの予測を、舞台となったシルバーストン・サーキットの責任者リチャード・フィリップスが示した。
イギリスGPでは、開幕前から大雨が続いていたことから、駐車場やキャンプ場が水浸しになり、使えない状態になってしまった場所も多い。そのため、金曜にはサーキット周辺で大渋滞が発生。この渋滞によって、サーキットに入ることができず、チケットを持っていながら、6日(金)のフリー走行を観戦できなかったファンも多い。
また、これを受けてサーキット側は、約2万人のファンへ7日(土)の観戦を取りやめるよう要請。サーキット側は観戦できなかったファンにはチケット代金を払い戻すと発表していた。
「これはばく大なコストとなる」と英紙『Guardian(ガーディアン)』に対して語ったフィリップスは、次のように続けた。
「正直に言って、正確な数字は把握できてはいないが、数十万(ポンド/数千万円)以上になる可能性も十分考えられる」