F1の最高権威バーニー・エクレストンは、友人にイギリスGPが行われたシルバーストン・サーキットに訪れないよう忠告していたことを明かした。
サーキットがあるノーザンプシャーは8日(日)も雨の予報となったが、レース関係者は観客に泥と交通渋滞を乗り越えてでも参加するように促していた。
7日(土)の予選は赤旗で長い間中断となっていたにもかかわらず、エクレストンはレース中止の可能性については「心配していない」と言い切っていた。
「レースは予定通り開催する。われわれは自分たちの仕事をやり遂げ、素晴らしいレースになることを約束する」と『Daily Mail(デイリー・メール)』に語っていた。
「しかし、天候とファンについては心配している。金曜日の惨状は、くり返したくないが、日曜日もあいにく天候は悪い予報だし、観客数も他のどの日よりも多い。だから私は自分の友人たちには来ないように勧めたんだ。そう勧めるのは変な気持ちだが、彼らのことを思ってのことだ」と心境を明かした。
『The Times(タイムズ)』の記者、ケビン・イーソンは8日を「ヒーローと長靴の日になるだろう」と予想した。
『The Mirror(ミラー)』の記者、バイロン・ヤングは8日(日)の朝早く、鞄を詰めながら気の利いたつぶやきを短文投稿サイトツイッターに載せていた。
「コンピュータ(持った)、電話(持った)、長靴(持った)、忍耐(持った)、傘(持った)、ゴーグル(持った)、スノーケル(持った)」
天気予報はあたらず、現地時間13時からの決勝では晴れ間が広がり、ドライコンディションの中熱い戦いが展開された。