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悪天候に見舞われるシルバーストンを擁護するF1のボス

2012年07月09日(月)10:12 am

大雨に見舞われ、長く厳しい1日を強いられたシルバーストン(イギリスGP開催サーキット)だが、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンはイギリスGPの主催者たちを擁護した。

交通渋滞とぬかるみだらけの駐車場の事情を考慮した結果、チケット料金を払った約3万人の観客に対して家にとどまっているよう呼びかけていた。

7日(土)の予選のQ2セッションはどしゃ降りで、サーキットのいたるところに水たまりや川ができ、アクアプレーニング(路面の水によってタイヤがグリップしなくなる現象)がひん発。その状況を危険と判断したレース審査員が予選を中断したため、Q2が再開されるまでに長時間を要した。そして、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は早い段階からサーキットの所々が「まったく水がはけない」と忠告していた。

「あれは来年に向けてのいい改善課題になるだろうね」とハミルトンは指摘している。

だが、以前は「世界規模のイベントの割には、田舎の仮装パーティのようだ」とイギリスGPをこき下ろしていたエクレストンが、7日(土)のパドックでシルバーストンを擁護する姿勢を見せた。

「観客の皆さんには、心の底から申し訳なく思っている。だが、実際に自分がレースをする立場だったらどうする? おそらく、彼らは雨を予想することができなかったのだろう」という、エクレストンの発言を『BBC』が報じている。

また、イギリス国内の様子をテレビで見たエクレストンは、長靴が必要とされているのは現在のシルバーストンだけではないとし、「店や家にも浸水しているし、みんな車を見捨てている」と述べた。

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