ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が、6週間以内に2013年以降の計画を決定するとの報道を否定した。
今週前半には、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンが、来年以降のシューマッハの去就は「この夏に」決めると語っていた。
しかしその後、2012年シーズン終了後の契約延長に決定権を持っているのはチーム側ではなく、7冠王者のシューマッハ側であると報じられていた。
5日(木)にイギリスGPの舞台シルバーストン・サーキットに姿を見せたシューマッハは、自身の去就が6週間以内に決着がつくとの報道をきっぱりと否定した。
「10月よりも早い時期に、僕のほうから何らかの決定を下すことはない」とのシューマッハの言葉を『DPA通信』が伝えた。
ブラウンとシューマッハ、両当事者の言い分が食い違ったためか、ブラウンは発言を取り消すような発言をしており、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語っている。
「われわれはシューマッハに焦点を合わせている。(シューマッハの将来の)決定に期限はない。しかし、正しい決断でなければならない」
シューマッハの残留を望んでいると言われるブラウンは、その報道を裏付けるかのように2013年以降のシューマッハの活躍を予見している。
「技術的な部分が欠けていたら、次はいいドライバーを見つけなければならない。商業的な側面は二の次だよ」
「分別のあるドライバーならば誰でも勝利には速いクルマが必要だと知っている」
シューマッハの復帰以来ずっとチームメートとして戦ってきたニコ・ロズベルグもまた、シューマッハの現役続行、そしてチーム残留を希望している。
シューマッハとチームの契約更新についてロズベルグは、「そうだね、そうなったらとてもうれしいね」と『Die Welt(ディー・ヴェルト)』に語った。