NEXT...F1開催スケジュール

どしゃ降りのグランプリに備えるシルバーストン・サーキット

2012年07月06日(金)21:48 pm

イギリスGP(7月8日決勝)の幕開けとなる6日(金)は、猛烈な雨で夜明けを迎えた。そんな中、シルバーストン(イギリスGP開催サーキット)はどしゃ降りのイギリスGPに備えている。

ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は5日(木)、今週末サーキットを訪れるファンに向けて「雨で濡れてしまうことになりそう。レインジャケットを持ってくるよう」一足先にアドバイスを送っていた。

多分ディ・レスタは、レース主催者が1,000トンにも及ぶ底石(排水性に優れた軽い石)を、会場内の破損しやすそうな道路や駐車場にまいているのを目撃したとみられる。

あるいは、強烈な嵐の警報を見たのかもしれないし、1カ月分の降水量に匹敵する雨がグランプリ開催期間中の2日間に降るという天気予報を情報源にしているのかもしれない。

ジェンソン・バトン(マクラーレン)はずぶ濡れになったファンが、雨の影響でフリー走行の間、不快な思いをするかもしれないと心配していた。ドライバーたちはピットの中に引っ込みがちで、ドライのときよりも観客の前に姿をあらわす時間が少なくなるためだ。

「僕たちには本当に限られたタイヤしか配給されていないから、そんなに走ることはないだろうね」とバトンは報道陣に語り、「できる限りのことはやるけれど、多くの動きはないと思う」と続けた。

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)もこれと同じ意見であり、「十分にフリー走行で走り込んでクルマを仕上げつつ、新しいパーツの評価をしなくちゃいけない。でも、予選や決勝に向けてできるだけタイヤを温存する必要もある。そのバランスを見つけなければならない」と述べている。

観客にとって、今週末はすでによからぬ気配が漂っている。その一方で、バドンは自分用のモーターホームを泥から掘り出すはめになったようだ。しかし、バトンは「道に穴が空いていたんだけど、大丈夫だよ」と笑い飛ばしていた。そして、「大量の泥」の中にテントを張っている熱狂的なレースファンに想いを寄せていた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック