メルセデスAMGに残留するにせよしないにせよ、ミハエル・シューマッハは来シーズンに関する決定を数週間以内に下すと同チームのチーム代表ロス・ブラウンが明かした。
メルセデスAMGとの契約が2012年をもって終了するシューマッハ。去年や一昨年と比較するとシューマッハ自身のパフォーマンスは格段に上昇しているものの、今シーズンはマシントラブルやレースアクシデントに再三見舞われるという不運が続いている。
そんなシューマッハの去就が取りざたされる中、この問題に関して、ブラウンは「夏には決めるよ」とウィリアムズの本社で開催されたFOTA(フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション/F1チームによって組織されている協会)のファンイベントにおいて述べた。
「するべきことは分かっているし、早々に決定しなくてはならない。6週間前後で、来年のことを考える必要がある」
なおシューマッハが引退する場合、後継者としては、メルセデスエンジンを搭載しているフォース・インディアのポール・ディ・レスタが最有力だと見られている。そしてこの契約が、水面下ではすでに交わされているとの報道もある。
フォース・インディアのチームディレクターを務めるボブ・ファーンリーは、ディ・レスタの意思を尊重する姿勢を見せ、次のように語った。
「ドライバーのキャリアを妨害することは許されないが、コマーシャル契約はきちんとしてなくてはいけない」