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キミ・ライコネン「本当に挑戦のしがいがある」

2012年07月02日(月)9:18 am

ロータスのキミ・ライコネンが、シルバーストン・サーキットで開催されるイギリスGP(7月8日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:今シーズンはどのような展開になっているでしょうか?
ライコネン:もしシーズン開幕前に表彰台に上ることができたら満足かって質問されていたら、きっと「イエス」って答えていただろうね。でも、何度かいい成績を収めることができたから、今まで以上を望んでいるよ。ここ数レースの結果は、僕が望んでいたほど力強いものではなかった。僕たちはよく完走はしているけれど、まだ勝っていないことにはガッカリしている。やるべきことは、すべてをまとめることだけなんだ。きっと勝てる日はやって来るさ。

Q:ヨーロッパGPが終わった時はどのような心境でしたか?
ライコネン:うれしかったけど、勝てなかったときはいつでも同じくらいガッカリするものだよ。レース内容は完ぺきとは言えなかったね。いいスタートを決めることができたが、その後(進路を)ブロックされて、いくつか順位を落としてしまった。順位を挽回しようとしたけれど、簡単にはいかなかった。

ライコネン:(セーフティカーが解除された後の)再スタートのときは、ルイス(ハミルトン/マクラーレン)に抜かれてしまった。コーナーからの立ち上がりでホイールスピンをしすぎてしまったんだ。その後、僕が3位を走っているときに何台かリタイアしたね。

ライコネン:僕はタイヤを少しセーブして、どこかでルイスに追い越しを仕掛けるか考えていたんだ。すると、彼のリアが滑っているのが見えたんだ。でも残り数周になるまでは、仕掛けることができなかった。最終的には追い抜くことができたけどね。

Q:もしルイスをもっと早い段階で追い越すことができていたら、勝利を賭けてフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)に挑むことができたと思いますか?
ライコネン:僕のクルマは良かったけど、再スタートのときに彼(ハミルトン)に追い越しを許してしまった。橋を通過した後にミスをしてしまって、それでルイスに抜かれてしまったんだ。あれは僕自身のミスだったね。もし可能だったら、順位を取り戻すためにもっと早くルイスを抜いていたよ。最後の1、2周まで待っていたって訳じゃない。ただ単に僕たちに速さがなかっただけだ。

ライコネン:ルイスがタイヤを使いきるのを待たなくちゃいけなかった。そうしたらチャンスが転がり込んできたんだ。できるだけ近づこうとしていたんだけど、(ハミルトンに抜かれてからの)早い段階では僕に十分な速さがなかった。もしルイスが僕を抜いていなかったら、フェルナンドに戦いを挑めるチャンスは大きくなっていたはずだよ。ミスをしたらその代償を払わなくちゃいけないってことだね。

ライコネン:僕たちは勝利に近づくことができていたと思う。レース週末のすべてが正しい方向に進んで行ったら、勝利まで遠くはない。そして、確実にそこに到達しつつあるはずだ。

Q:シルバーストン・サーキットのどのようなところが気に入っていますか?
ライコネン:シルバーストンへ行くのは、いつだっていい気分だよ。レースをするには打って付けの場所だ。

ライコネン:シルバーストンには僕の長い歴史が刻まれているんだ。1999年と2000年にフォーミュラ・ルノーに参戦したんだけど、あれが僕の国際的なレースキャリアの始まりだった。そして、シルバーストンはその中心的な活動拠点だったんだ。それ以来、僕はシルバーストンでのレースをいつも満喫している。なぜかは分からないけれど、そこへ行くたびにきっとノスタルジックな気分になるんだろうね。

ライコネン:天気がどうなろうとも、レースの週末を楽しむことにするよ。過去を振り返ってみると、あのサーキットでは様々な異なるコンディションがあった。そしていつもいいとは限らないんだ! シルバーストンは常に風が強くて、しょっちゅう雨も降る。サーキットの状態はすぐに変化するし、それによってクルマのセットアップがより一層ややこしくなる。まぁ、それもイギリスでの行うレースの楽しみのひとつさ。少なくとも、それはみんなにとっても同じことだしね。

Q:シルバーストンの挑戦のしどころは?
ライコネン:あそこで初めてレースをやったときから僕の大のお気に入りさ。とても高速で要求される要素も多いから、本当に挑戦のしがいがあるよ。コーナーは流れるようで、高いダウンフォースが必要な長くて大きい高速コーナーが多い。どういう訳か、僕にとっては昔から相性のいいサーキットなんだ。新しく設けられた区間が、1周にどんな変化をもたらしたかを見るのは興味深いところだけど、あっという間に覚えられると思うよ。

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