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MotoGP第7戦決勝、ケーシー・ストーナーが今季3勝目

2012年07月01日(日)8:29 am

土曜日のアッセンは、朝から快晴に恵まれる一日になった。現地時間午後2時に始まった決勝レースは、ポールポジションスタートのC・ストーナー(レプソル・ホンダ)が優勝。チームメイトのD・ペドロサが2位でフィニッシュし、レプソル・ホンダ・チームは今季5度目のアベック表彰台となった。

ストーナーはレース序盤からペドロサの背後にピタリとつけて、17周目にトップを奪い、最後は4.965秒差でチェッカー。チャンピオンシップで独走していたJ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)が1周目1コーナーの転倒に巻き込まれ、今大会はノーポイントとなったため、ストーナーとロレンソの獲得点数はともに140で並ぶこととなった。3位には、終盤まで続いた激しいバトルを制して今季二度目の表彰台獲得となったA・ドヴィツィオーゾ(モンスター・ヤマハ Tech3)。CRT勢最上位は、R・ド・プニエ(パワーエレクトロニクス・アスパル)の8位。獲得ポイントでも、チームメイトのA・エスパルガロに1点差と迫った。

晴天の一日となったことで、今日の路面温度は昨年の2倍以上である40℃に達した。結果的に、フロントタイヤは全選手20名とも硬め選択肢のミディアムコンパウンドを装着。リアタイヤに関しては、13選手が柔らかめ選択肢のミディアムソフトコンパウンドを装着して決勝レースに臨んだ。

山田宏-株式会社ブリヂストン モーターサイクルレーシングマネージャー
「今日のレースは好天に恵まれて、会場に詰めかけた大勢のファンは各集団で繰り広げられた様々なバトルを満喫できたと思います。厳しかったであろうレースで勝利を収めたケーシーとレプソル・ホンダ・チームの皆様にお祝いを申し上げます。今日のホルヘが運悪く優勝争いを繰り広げることができなかったのは、残念です。また、レース中にタイヤトラブルに悩まされてしまった選手たちに対しては、本当に申し訳なく思っています。速やかに問題を究明したうえ、次戦で各チームに検証結果を報告する予定です」

「次戦のザクセンリンクは全18戦中でも屈指の観客動員を誇るサーキットですが、特に今年はドイツ人選手が最高峰に復活したので、盛り上がりも相当なものになると予想されます。来週のレースがとても楽しみです」

山下伸一-株式会社ブリヂストン モータースポーツタイヤ開発部長
「今日の決勝日は路面温度が上昇し、レースのペースも非常に速いものになりました。そのため、全選手がフロント用に硬めコンパウンドのタイヤを装着しましたが、リアについては全20選手中13名が柔らかめの選択肢でレースに臨みました。
 レース中には、残念ながら数名の選手のリアタイヤにトラブルが発生していしまいました。影響を受けてしまった選手たちには、心からお詫びを申し上げます。原因の追及に全力を尽くします。早速明日、小平のテクニカルセンターへ問題の発生したタイヤを搬送し、詳細な分析と問題の迅速な究明に取りかかります」

ケーシー・ストーナー-レプソル・ホンダ・チーム-優勝
「当初の予定では、スタートをうまく決めて早い周回で後続を突き放してしまおうと思っていた。ダニがいいペースで走っているのを見て、後ろについていこうと思った。終盤になってもタイヤがいいフィーリングだったので、彼の前に出ることにした。今日は厳しいレースだったけれども、バイクはよく走ってくれたし自分の体調も良く、最後にはすべてがうまく完璧に噛み合ったんだ」

今回の全ライダーへの供給タイヤ
[スリック]
フロント-ソフト、ミディアム/リア(左右非対称)-ミディアムソフト、ミディアム
[ウェット]
ソフト(メイン)、ハード(予備)

(ブリヂストンのプレスリリース)

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