フランスGPの復活に向けて、ベルギーGPの開催地であるスパ・フランコルシャンと隔年で交互開催をするという案があったものの、その計画はすでに消滅した模様だ。
サルコジ元フランス大統領が選挙で敗北を喫するまでは、フランスのポール・リカール・サーキットと、有名なベルギーのスパ・フランコルシャンとの間で1年おきにF1を開催するという計画がかなりのところまで進められていた。
しかし、フランソワ・オランド新大統領が誕生し、新たにバレリー・フルネーロンがスポーツ担当大臣としてF1問題を担当するようになってからは、状況は全くといっていいほど変わってきている。
今週、フランスのメディアはフルネーロンがフランスのモータースポーツを統括するFFSAに対し、ポール・リカールとマニクールがF1の開催権を争っているものの、政府としてはそれに資金援助は行わないと告げた、と報じている。
また、ベルギーの通信社である『Belga(ベルガ)』によれば、以前フランスとスパ・フランコルシャンとの間で相互開催を行おうとする提案が行われていたものの、それは単に「確証のない可能性」としてのみ残されているだけだとしている。
『AFP通信』はさらに、「ベルギーとの交互開催については、もう議題には上らない」と付け加えている。