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キミ・ライコネン「勝つまで絶対に満足はできない」

2012年06月27日(水)9:39 am

ヨーロッパGPで今季3回目となる表彰台にあがったロータスのキミ・ライコネンがチームのインタビューに応じた。

Q:キミ、今シーズン3回目の表彰台でした。今日、優勝することは可能だったと思いますか。それとも、タイヤが最後に残っていなかったですか。
ライコネン:最後はみんな、タイヤがかなり古くなっていたと思う。ぼくも、あれ以上攻めるだけのタイヤは残っていなかった。ラスト2、3周だったと思うけれど、ルイス(ハミルトン/マクラーレン)を追い抜くことはできた。でも、優勝争いができるほどの速さはなかったよ。リアタイヤは本当にひどい状態だった。特に、かなり難しいコーナーが3つ4つあるサーキットの中盤でね。それ以外はまあ何とかやったよ。みんな似たような問題を抱えていたと思う。あれだけいろいろなことが起こったレースで、2位は悪くないけれど、勝つまで絶対に満足はできないさ。チームにとっては不運もあった。2台とも表彰台に立てたらずっと良かったんだけどね。

Q:スタート直後は、かなり際どいシーンもありました。
ライコネン:いいスタートを切れたんだけれど、小さくて右に曲がる1コーナーで、パストール(マルドナード/ウィリアムズ)に前をふさがれた。それで引かざるをえなくて、そのせいでいくつか順位を落としたんだ。早くもちょっと後れを取ってしまったわけで、それ以降は、追い上げて追い抜きを仕掛けるレースになった。でも、うまく順位を取り返すことができたよ。

Q:なかなか忙しいレースでした。特に、パストールとルイスとのバトルで…。
ライコネン:本当に忙しいレースだったよ。何人かと結構厳しいバトルをした。何台か追い抜くことができたけれど、今日は追い抜きが難しかったね。パストールには何度か近づいたけれど、彼は僕を外に押し出したんだ。セーフティカーのあとでいくつか順位を上げられたんだけれど、レースが再開した直後は、ルイスに抜かれてしまったんだ。あれは悔しかったね。コーナーの出口でホイールスピンしすぎてしまったんだ。何台かリタイアして3番手になってから、タイヤをちょっと温存して、あとでルイスを抜こうと考えたんだ。残り数周で、彼のリアが少し滑り始めたのが見えて、最後に彼を抜くことができた。

Q:ルイスをもう少し早めに抜いていたら、フェルナンド(アロンソ/フェラーリ)にプレッシャーをかけて優勝争いができたと思いますか。
ライコネン:可能なら抜いていたよ。残り1、2周になるまで待っていたわけじゃない。ただこっちには抜くだけの速さがなかったから、ルイスがタイヤを使い切ってチャンスが来るのを待つ以外、やりようがなかったんだ。少しずつ差をつめようとしたんだけれど、それ以前にペースが足りなかった。そうでなかったら、絶対抜きにいっていたよ。(セーフティカー後)レースが再開したときは、彼にゆずったような形になった。橋を越えたあとでミスをして抜かれたんだ。残念だよ、でも自分のミスだからね。

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