レッドブルが先週末にバレンシアで行われたヨーロッパGPへ、「ダブルフロア」を持ち込んでいたと報じられている。
ドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、先日にフロアの穴がルール違反と判断されたことを受け、空力デザイナーであるエイドリアン・ニューイが「あらためてルールを完ぺきに読み返した」という。
レッドブルが施したこの改良は、クルマを地面へ押しつけるダウンフォースを発生させるマシン後部のパーツ、ディフューザーへの気流を改善するために両方のサイドポッド下部をえぐり、一種の「ダブルフロア」と呼ばれるものであるようだ。
そしてこのダブルフロアを搭載したマシンでセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、レース前半を完全に支配。しかし、最終的にはリタイアに終わっていた。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは以下のように語る。
「まだまだ詳細なデータ分析を行う必要はあるものの、ドライバーたちの反応はなかなか良いものだった」