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フェラーリでアロンソ&ハミルトンのタッグ復活の可能性?

2012年06月26日(火)2:48 am

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、フェラーリでタッグを組むことは可能なのだろうか? この2人の因縁を覚えているファンにとっては現実的とは思えないが、アロンソ本人は「(ハミルトンがチームメートでも)問題ないよ」と話している。

2年連続チャンピオンとして2007年にマクラーレンへ移籍したアロンソのチームメートになったのが、その年にF1デビューしたハミルトンだった。チャンピオンと新人とはいえ、明確なナンバーワンドライバーを作らない『ジョイントナンバーワン』を掲げるマクラーレンで、アロンソとハミルトンは激しいライバル関係となった。

また、ハミルトンは幼少時代からマクラーレンと契約し、マクラーレンが手塩にかけて育ててきたドライバーだった。そのため、アロンソはチーム側がハミルトンを優遇しているとも感じ、待遇をめぐってアロンソと首脳陣が対立。その結果、アロンソは契約終了を待たずに1年でマクラーレンを離脱して古巣ルノーに復帰、その後フェラーリに移籍した。

フェラーリはマクラーレンとは異なり、ナンバーワンドライバーの存在を否定しておらず、現在フェラーリのナンバーワンドライバーは間違いなくアロンソだ。先日、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリが、アロンソとセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のラインアップを歓迎する発言をしていたことについて、母国スペインの報道陣がアロンソに質問をぶつけると、アロンソは次のように答えた。

「僕が2005年にルノーでチャンピオンになったあと、すぐに僕のフェラーリ移籍がいろいろ騒がれ始めたけれど、実際に移籍するまで5年もかかったんだよ。だから、セブ(ベッテルの愛称)が移籍してくるのは5年後じゃないかな」

そう言って笑ったアロンソが、フェラーリのドライバー決定に自身の意見が反映されるという、驚くべき事実を明かした。

「今まではありえなかったことだけれど、今はフェラーリで、(ドライバー決定への発言権が)あるよ」

これまでの報道とアロンソの発言によると、フェラーリはアロンソのチームメートとしてハミルトンを迎えることも検討している。しかし、ハミルトンとマクラーレンの交渉は難航しているようだ。

マクラーレン・グループの会長ロン・デニスがカナダで語ったところによると、マクラーレンとしても報酬に関してドライバーのマネジメント側が頑として譲らない場合は難しい対応を迫られることになる。

「ロンとの交渉は大変だよ。今の契約を結ぶときも大変だったんだ。今回もきっとそうなると思うよ」

「だけど、そんなにたくさん問題があると僕は思っていないんだ、ほんとに」とハミルトンは話していた。

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