NEXT...F1開催スケジュール

バレンシア、バルセロナとの交互開催を希望

2012年06月26日(火)11:41 am

ヨーロッパGPの舞台バレンシア州のアルベルト・ファブラ州知事は、バレンシアは将来F1グランプリのカレンダーに入ると自信を見せている。

これまでは追い抜きも少なく隊列が続く退屈なレースばかりだと言われていたバレンシアで、ようやく興奮のレースが展開された。スペインは深刻な不況に陥っており、また地元住民からはグランプリ開催反対の声が上がっている。そのため、24日(日)のヨーロッパGPの観客席には空席も目立っていた。

その現状を見ても、ファブラ州知事はバレンシアでのF1グランプリを救う道はまだあるとの考えを『El Pais(パイス)』に語っている。

「交渉は進んでおり、そう遠くないうちに交互開催への道が開かれ新たな(開催)条件を定められることを願っている」

年に1回のF1グランプリをバルセロナとバレンシアが交替で開催する案について、24日(日)にはF1の最高権威バーニー・エクレストンとも話し合ったと州知事は明かしている。

開催国を増やしたい考えから、もともと交互開催を推していたエクレストンはバレンシア州知事の前向きな姿勢を歓迎しているため、「すべては交渉中だ」と州知事が明かすとおりエクレストンとの話し合いは順調に進むと見られる。

しかし、交互開催案を進めるにはバレンシア州とエクレストンだけでなく、バルセロナ州も交渉に加わらなくてはならない。「この状況は、お金が足らないために引き起こされている。それでも、交渉は続けていくし、(バレンシア州とエクレストンは)どちらも希望を持っているよ」と州知事は語っている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック