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優勝もあり得たロメ・グロジャンのリタイアを惜しむ元F1ドライバー

2012年06月26日(火)11:38 am

ロメ・グロジャン(ロータス)は24日(日)に行われたヨーロッパGPで、今季8人目の勝者となるチャンスを逃してしまった。

ロータスが搭載しているルノーエンジンのオルタネーターが故障するまでは、最終的にレースを制したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の真後ろを走行していた。偶然のいたずらか、その時首位を走行していたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のルノーエンジンも同じ部品に不具合が発生したとみられる。

この事態を受け、ルノーのレミ・タフィンは「手を合わせてお詫びしなくてはならない」と述べた。

元F1ドライバーのパトリック・タンベイはフランスの『RMC』に次のようなコメントを寄せている。

「勝ことができるチャンスは滅多にあるものじゃないし、それを見過ごすことなんてできない。それだけに残念だ」

「今日、そのチャンスはロメの手からすり抜けてしまった。しかし、それは彼のミスではない。その時までの彼のレースは本当に素晴らしかった。ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)に対する追い抜きや、アロンソとの知的で白熱した戦いは見事だった」

「ロメにはたくさんの明るい材料があった。だが残念なことに、次のレースではもっと難しい状況になるだろう。ロメの乗っているロータスが、イギリスの冷涼な気候に合っているとは到底言えないからね」

「だが、ブダペスト(ハンガリーGP開催地/7月29日決勝)では、再び彼に心から期待を寄せることができるだろう」とタンベイはグロジャンの今後の活躍を予想している。

そのグロジャンのチームメートであるキミ・ライコネンは2位でヨーロッパGPを終えた。

「ロータスは素晴らしいグリップ力があり、それでいてタイヤの摩耗が少ない2012年型のクルマの性能を発揮し続けている」と、 『Mundo Deportivo(ムンド・ デポルティーボ)』紙に語っているのは、去年までトロ・ロッソのレギュラードライバーを務めていたハイメ・アルグエルスアリだ。

「グロジャンとライコネンの両ドライバーとも、今シーズン8人目の勝者になる可能性がある。それも時間の問題だろう」とアルグエルスアリは付け加えている。

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