ロータスのロメ・グロジャンは、バレンシア市街地コースで行われたヨーロッパGP決勝を4番手からスタートしたが、40周でリタイアとなった。
ロメ・グロジャン
「簡単に言えば、クルマがパワーを失って、電源も落ちてしまったんだ。無線も使えなくなってしまったから、エンジニアと話すこともできなかったよ。それまではほぼ完ぺきなレースだった。いいスタートを切れたし、戦略もよかった。初優勝だって夢じゃなかったと思うよ」
「今週末の明るい材料としては、トップ争いができて、速さがあると示せたことだ。セバスチャン(ベッテル/レッドブル)はすごく速かったから、彼をとらえることができていたかどうかは分からないけれどね。彼のクルマがトラブルを起こした時、僕はフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)に次ぐ2番手の位置にいた。そのときはトップを狙えるかもしれないと思ったよ。僕らのタイヤの性能低下はアロンソよりも少ないと思っていたからね。でも、残念ながら勝利の女神はほほ笑んでくれなかった」