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小林可夢偉「まず予選に集中する」

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ザウバーの小林可夢偉は、バレンシア市街地コースで行われたヨーロッパGPフリー走行1回目で、19周を周回してベストタイムは1分41秒838で12番手。フリー走行2回目では、20周を周回してベストタイムは1分39秒595で3番手になった。

小林可夢偉
「今日はまあ良かったと思います。ただ、午後（フリー走行2回目）油圧系にトラブルが出て、ロングラン（1セットのタイヤで多くの周回を重ねること）ができませんでした。午前中（フリー走行1回目）はいくつか試すことがありました。これはうまくいったんですが、それで1回目のフリー走行ではタイムアタックをしなかったんです。セットアップに使える時間があまりなかったわりには、ソフト側タイヤを履いた時も、クルマは良い感じでした」

「ここでは、タイヤをうまく使うことが鍵になります。それはドライビングだけでなく、セットアップにもよります。そういう意味で決勝では、タイヤの性能が急激に落ちないように、あらゆる要素をきちんとまとめることが大事になると思います。でも、明日はまず予選に集中する必要があります。ここでは追い抜きがとても難しいので、ほかのコースよりグリッドの順位が重要になりますから」