F1第8戦ヨーロッパGP予選、詳細レポート
2012年F1第8戦ヨーロッパGPが6月23日（土）、バレンシア市街地サーキット（1周／5.419km）で2日目を迎え、現地時間14時（日本時間21時）から行われた予選でセバスチャン・ベッテル（レッドブル）がポールポジションを獲得した。
セッション開始時の天候は晴れ、気温25℃、路面温度は43℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。前日から体調の悪かったティモ・グロック（マルシャ）は、予選を欠場することが決定。全ドライバーがタイムを出した段階では、ケーターハム勢、HRT勢、マルシャ勢とブルーノ・セナ（ウィリアムズ）が脱落する順位になっている。
その後、セナがタイムを更新したため、フリー走行3回目でトラブルによるあまり走行できなかったマーク・ウェバー（レッドブル）が18番手に後退。そして、ヘイキ・コバライネン（ケーターハム）が好タイムを記録し、ウェバーとジャン・エリック・ベルニュ（トロ・ロッソ）を上回ってQ2進出を達成。このため、ウェバーとともにベルニュもここで脱落となった。Q1で脱落した18番手から23番手は以下のとおり。
18番手ジャン・エリック・ベルニュ（トロ・ロッソ）、19番手マーク・ウェバー（レッドブル）、20番手ビタリー・ペトロフ（ケーターハム）、21番手ペドロ・デ・ラ・ロサ（HRT）、22番手ナレイン・カーティケヤン（HRT）、23番手シャルル・ピック（マルシャ）。
ティモ・グロック（マルシャ）は予選を欠場した。
Q1のトップ5は、パストール・マルドナード（ウィリアムズ）、ポール・ディ・レスタ（フォース・インディア）、ニコ・ヒュルケンベルグ（フォース・インディア）、ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）、ルイス・ハミルトン（マクラーレン）だった。
予選Q2は15分間で戦われ、11番手から17番手が脱落となる。コバライネンはセッション前半にコースインせず。コバライネン以外のドライバーが1回目の走行を終えた段階では、ロズベルグがトップ。小林可夢偉（ザウバー）は5番手につけている。その一方、フェラーリ勢は2台とも脱落する順位につけた。
セッション終盤になると各車が次々ににタイムを更新。アロンソもタイムを更新して10番手以内に浮上した。しかし、セッション終了直前にロメ・グロジャン（ロータス）がトップタイムを更新し、これで10番手にまで落ちていたアロンソが11番手へ。アロンソはここで脱落となった。Q2で脱落した11番手から17番手は以下のとおり。
11番手フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）、12番手ミハエル・シューマッハ（メルセデスAMG）、13番手フェリペ・マッサ（フェラーリ）、14番手ブルーノ・セナ（ウィリアムズ）、15番手セルジオ・ペレス（ザウバー）、16番手ヘイキ・コバライネン（ケーターハム）、17番手ダニエル・リチャルド（トロ・ロッソ）。
Q2のトップ5はロメ・グロジャン（ロータス）、ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）、ポール・ディ・レスタ（フォース・インディア）、セバスチャン・ベッテル（レッドブル）、キミ・ライコネン（ロータス）だった。
予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。セッション序盤からタイム計測を行ったのは4台のみ、その中ではロズベルグがトップタイムを記録。その後、グロジャンが走行を開始すると第1セクターで全体のベストタイムを記録。そしてグロジャンは第3セクターでも全体の最速タイムを記録してトップに浮上した。
しかし、その後パストール・マルドナード（ウィリアムズ）がトップタイムを更新。だがベッテルがセクター1とセクター2で全体のトップタイムを更新しながら走行している。結局、ベッテルが2番手に入ったハミルトンを約コンマ4秒上回るタイムを記録してポールポジション獲得。今季3度目のポール獲得となった。Q3の結果は以下のとおり。
1番手セバスチャン・ベッテル（レッドブル）、2番手ルイス・ハミルトン（マクラーレン）、3番手パストール・マルドナード（ウィリアムズ）、4番手ロメ・グロジャン（ロータス）、5番手キミ・ライコネン（ロータス）、6番手ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）、7番手小林可夢偉（ザウバー）、8番手ニコ・ヒュルケンベルグ（フォース・インディア）、9番手ジェンソン・バトン（マクラーレン）、10番手ポール・ディ・レスタ（フォース・インディア）。
・F1第8戦ヨーロッパGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
・F1第8戦ヨーロッパGP予選の結果
