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フェラーリ、3年分のマシンを同時に開発中

2012年06月21日(木)17:01 pm

2012年は、F1で最も有名なフェラーリほどのチームでも、その底力が試されるシーズンとなっている。というのも、フェラーリは平行して3台の異なるマシンを開発中だからだ。

これは、スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』の報道である。フェラーリの2012年型車F2012は、シーズン当初こそ他チームに後れを取っていたが、開発が進んで力を出し始めている。スペインのバレンシア市街地コースで開催されるヨーロッパGP(24日決勝)では、またも大きな変更が持ち込まれるという。

『Marca(マルカ)』の記事によると、フェラーリは新しいフロントウイングとフロアを使うと見られ、さらにリアウイングと排気周りにも変更が見られるという。

チーフデザイナーのニコラス・トンバジスは、「この数ヶ月間、集中して取り組んできた結果、マシンの走りが大きく改善した」と語り、こう続けた。

「冬の最初のテストから、見つけたあらゆるマイナス要因に対処しようと本気で取り組み続けてきた」

また『Marca(マルカ)』は、フェラーリがすでに2年先のマシン開発まで同時に進めていると報道。2012年型車を進化させた2013年型車はもちろん、V6ターボエンジンが導入される2014年に向けて、それに合わせた根本的に異なる車体の「基本構造」に取りかかっているというのだ。

トンバジスは、今後の開発について、次のように話している。

「2013年モデルは進化型で、この(現在の)マシンに付け加えている改善点が、来年役に立つだろう。だが、今年より一段階進んだ基本構造やメカニカルパーツに取り組んでいる少人数のグループがある」

「新エンジンへの取り組みには、すでにたくさんの人数を割いている。それとは別の小さなグループがあり、マシンの別の部分に取り組んでいるところだ。それはまったく新しいものになるだろう」

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