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F1、約40億円の贈収賄スキャンダル

2012年06月21日(木)19:05 pm

20日(水)、過去に多額のわいろをF1最高責任者バーニー・エクレストンから受け取っていたことを、「BayernLB(バイエルン州立銀行)」の前リスク統括担当であるゲルハルト・グリブコウスキーがついに認めた。

なおドイツの情報筋によると、グリブコウスキーのこの告白は、刑期を短縮させるために、検察官と取引したものだとされている。

この件についてエクレストンは、数年前に行われたF1株式売却の際に、イギリス国税局との間に問題を引き起こすとしてグリブコウスキーから脅されたために金銭を渡したと主張していた。

しかしミュンヘンの裁判所においてグリブコウスキーが、収賄は「大筋では真実である」ことを認めたとドイツの通信社『DAPD』が20日付の記事で伝えた。

またドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』には、そのわいろの総額が「相当なもの」になるとするグリブコウスキーの言葉が掲載されている。

そしてエクレストンとの会談において、エクレストンから「必要額を教えてくれ」と迫られたこともグリブコウスキーは明かした。

その言葉を聞いたグリブコウスキーは、当初1,000万ドル(約7億9,500万円)程度を期待していたものの、最終的には5,000万ドル(約39億7,000万円)を要求し、それを受け取ったということだ。

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