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キミ・ライコネン「優勝はいい目標になる」

2012年06月18日(月)12:18 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、バレンシア市街地コースで開催されるヨーロッパGP(24日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:あなたにとって、(前戦の)カナダGPはいかがでしたか?

ライコネン:僕たちにとってすんなりといく週末にはならなかったけど、最終的にはそんなに悪い結果にはならなかったよ。金曜のフリー走行では気温が低く、午後からは雨が降ると予想していたから、いつもとは異なるプログラムを組んで走ったんだ。そして土曜の予選は僕のクルマに油圧系の問題が発生してしまい、予選12番手という順位に甘んじなければならなかった。

ライコネン:決勝レースでは、いくつか順位を上げることができた。もしもっと違う形でレースが展開していたら、もう少し上の順位でゴールできていたかもしれないね。遅いクルマの後ろでかなり長い間つっかえていたんだ。だから、(タイヤ交換の)ピットストップを行った時、一気に順位を上げることができなかった。残念だったけど、それもレースのうちだよ。

Q:レースでのクルマはどうでしたか?

ライコネン:間違いなく、レースでの方がクルマの調子は良かった。油圧系の問題は解決済みだったし、その問題が再発することもなかったよ。それに、レース当日はその前の金曜、土曜よりもかなり暑かった。E20(ロータスの2012年型車)は温度が高い方が性能を発揮するんだ。僕たちのクルマがまた異なるサーキットでも力を発揮したことは励みになるね。これがバレンシアでも続くことを願っているよ。

Q:モントリオール(カナダGP開催地)では、前のクルマに引っ掛かっているように見受けられました。どれくらいフラストレーションがたまりましたか? そして追い抜きはかなり難しかったのでしょうか?

ライコネン:本当にフラストレーションがたまったよ。ほかのクルマの後ろでつっかえるなんて、まっぴらご免だ! カナダでは追い抜きができると思っていたんだけど、結局簡単ではなかったね。DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使える区間はそれほど長くなくて、ストレートでずっと使えるって訳じゃなかった。だから、スリップストリーム(前のクルマの直後につけることで、空気抵抗が減る現象)を利用することが難しかったんだ。

ライコネン:前のクルマもDRSを使える状況になるとより一層難しくなる。彼らも自分たちの前を走っているドライバーとレースをしているんだからね。結局のところ、予選をもっとうまくやっていれば、この手の問題を抱えることもない。でも、時には今回のレースみたいになってしまうこともあるんだ。

Q:モントリオールを出発するとき、どのような気分でしたか?

ライコネン:あの週末はもっといい成績を収められると思っていたから、全体的にはちょっとイライラが残った。それでも、さらにポイントを追加することができた。それが一番重要なことだよ。特に今シーズンは何もかもがすごく接近しているからね。

Q:バレンシアは(モナコGP、カナダGPに続いて)3戦連続の市街地コースになります。市街地でのレースは今シーズンで4戦目です。ほかの市街地コースを比較して、バレンシアはどうですか?

ライコネン:バレンシアは市街地コースでも、アルバート・パーク(オーストラリアGP開催地)やモナコ、カナダとはサーキットの構成が似ていないんだ。これらの4つのサーキットの中では、間違いなく一番スピードが出るね。気温が高くなる傾向があるんだけど、僕たちはそういったコンディションの方が競争力を発揮できるみたいだから、そうなることを願っているよ。

Q:今シーズンはもろもろの理由から予選で苦戦を強いられているようですが、今回もまた予選が肝心となる市街地コースですね…

ライコネン:ここでもまた、予選は本当に重要になってくるね。(バレンシアの)公道がサーキットとして利用されるのは年に1度きりだから、コースの路面がきれいな方からスタートすることは、間違いなく大きなアドバンテージになる。追い抜きが難しい場所だから、DRSがどれくらい貢献してくれるかを見定める必要があるね。

Q:バレンシアでいい結果を手にするための秘策は何ですか?

ライコネン:バレンシアでは一貫性が何よりも肝心だ。ほんの少しのミスで簡単にタイムを失ってしまうんだ。

Q:今シーズンはこれまでに7人の勝者が誕生しています。8戦で8人目の勝者となることができますか?

ライコネン:勝つことは大好きだし、それに向かっていつも挑戦をしている。今までにバレンシアで勝ったことは1度もないから、いい目標になるね。僕が前回バレンシアでレースをしたときは、6番手からスタートして3位でゴールしたから、まずまずの内容だったよ。

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