マクラーレンのジェンソン・バトンが、バレンシア市街地コースで開催されるヨーロッパGP(6月24日決勝)に向けて意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「カナダGP(6月10日決勝)は何もかもうまくいかない週末だった。厳しいレースがここ数戦続いたから、金曜日(8日)のフリー走行ではできるだけコースに出て、セットアップの方向性をはっきりさせる必要があったんだけれど、運悪く技術的な問題が次々に発生して結局それができなかった。まあ、あれが週末を占う上ですべてだったね。レースを戦う上で必要なデータが不足していて、苦しめられたよ。とはいえ、身をもって多くのことを学んだし、カナダGP終了後にすべての問題をMTC( マクラーレン・テクノロジー・センター/マクラーレン本拠地)に持ち帰って取り組んだんだ。来週のバレンシアでのレースに向けて明確な方向性を決めるためにね。本当に有意義な時間だよ。いろんな問題をチェックできたと思う」
「ここ何戦かは思うような結果を得られていないけれど、まだ13戦も残っている。これまで7人の優勝者が出ているし、タイトルレースで抜きんでているドライバーもまだいない。だから来週末のバレンシアでそこそこいい結果を残して、またチャンピオンシップ争いに名乗りをあげたいと思っているよ。マクラーレンというチームがいかに強いチームか、僕自身がよく知っている。バレンシアの公道サーキットは好きだし、なんといっても今年すでに公道レース(オーストラリアGP/3月18日)で優勝しているからね。素晴らしいグランプリになるだろうととても前向きだし、タイトル争いでも勢いを取り戻したいね」