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井原慶子、30度曲がったままのハンドルで予選通過=ル・マン24時間

2012年06月15日(金)12:45 pm

WEC(世界耐久選手権)の第3戦ル・マン24時間の予選で総合45番手、LMP2クラス20番手になった井原慶子(ガルフレーシング)が2日間にわたって行われた予選を振り返った。

予選1回目では、マシントラブルによりバランスが大幅にくるったマシンながら予選規定周回数をこなすために井原が出走。3周目に、コントロールを失いタイヤバリアに接触していた。

予選2日目に行われた予選2回目には、マシン修復が間に合わず、現地時間22時から行われるナイトセッションの予選で3人のドライバーが規定周回数をこなさなければならない事態になった。そしてマシンが走れる状態になったのは23時。時間いっぱいを3人で走りぬいたガルフレーシングの29号車は、なんとか24時の予選終了間際に規定周回数をクリアし、予選通過を果たした。

トラブルを乗り越えて予選を通過した井原は、次のように予選を振り返っている。

「今週初めからマシンのバランスが非常に悪く、まっすぐ走らないマシンで無理をしたことからクラッシュしてしまい、昨夜からメカニックが徹夜で修復作業に努めてくれましたが、走れる状態になったのはクラッシュして24時間後の23時。また、日中には電気系のパーツがないと予選に出ることができないということが発覚。足りない部品が日本製品だということが判明し、私自身各チームを駆け回ってパーツを探しました」

「パーツは無事見つかったものの修復したマシンはバランスを測る時間がなく、ハンドルは30度ほど曲がったまま。3人のドライバーが規定周回数をクリアできるかどうかと、ずいぶん曲がったハンドルで時速300キロのスピードを出すのはひやひやでしたが、予選を通過することができて本当に良かったです。決勝レースでは前回のベルギー戦のように粘り強く1台ずつ追い抜きながら、入賞したいと思います。応援どうぞよろしくお願いします!」

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