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井原慶子、ル・マン24時間予選1日目はトラブルのためクラッシュ

2012年06月15日(金)12:39 pm

WEC(世界耐久選手権)の第3戦ル・マン24時間の予選を終えた井原慶子(ガルフレーシング)が、予選1日目を振り返った。

13日(水)、まずは現地時間16時から20時にかけてフリー走行が行われ、ここで井原はパートナーのドライバー2人とともにマシンのセッティングを煮詰めることに注力。ジャン・デニスが最初に走行し、第2戦で骨折したフレッド・ファテエンの代わりに新規加入したマルク・ロスタンに交代。ややダウンフォースを増やしたセッティングに変更して走行したものの駆動系にマイナートラブルが発見され、その修正に時間を費やしたが、セッション終了25分前に井原がコースイン。順調に5周を走行したところでフリー走行終了となった。

その後、22時から24時まで予選1回目が行われたものの、路面にはオイルやほこりがたまって非常に滑りやすい状態となった。この路面には最初にコースインしたデニスも苦戦し、昼間の走行より30秒以上もタイムが落ち、これ以上の走行は危険と判断しマシンを降りた。

その後、決勝レース出場のため「規定周回数」をクリアする必要のあった井原は、安全策をとってフリー走行時よりも、さらにダウンフォースを増やしたセッティングで初のナイトランにコースイン。しかし、マシントラブルは改善されておらず、3周目にコース前半のテクニカルセクション「ダンロップコーナー」の上りでコントロールを失いスピン。マシンのフロントからアウト側のタイヤバリアに接触し、この日の走行は終了となった。

トラブルのためクラッシュを喫した井原は、次のように予選1日目を振り返った。

「夜のセッションでは、マシンのどこかが問題で、コントロールできる状態ではない、というチームメートのコメントもあったのですが、規定周回数クリアのために、危険を承知で出走しました。マシントラブルを見つけられないままタイヤバリアに接触して残念な結果になりました。明日に向けてチームメートやエンジニアともじっくり話し合って対策を練り、予選では1つでも上のポジションを獲得したいと思います」

その後に井原が語ったところによると、マシンのバランスが非常に悪く、まっすぐ走ることも難しい状況だったようだ。

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