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レース・オブ・チャンピオンズ、参加一番乗りはセバスチャン・ベッテル

2012年06月14日(木)8:45 am

今年のレース・オブ・チャンピオンズが、タイで行われることに決定。史上最年少王者として3連覇に挑んでいるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が参加決定ドライバー第1号となった。今年のレース・オブ・チャンピオンズは12月15日(土)、16日(日)の日程で行われ、開催地はタイのバンコク、ラジャマンガラ・スタジアムだ。

1988年から始まったレース・オブ・チャンピオンズは、モーターレースのトップ選手たちが一堂に会する貴重なレースで、毎年の年末に開催されている。参戦するドライバーには、F1はもとより、世界ラリー選手権、ツーリングカー選手権、ル・マン、さらにはXゲームの選手たちも含まれており、多岐にわたるカテゴリーからドライバー、ライダーたちが集結して互いの実力を競う。

2日間で行われるレースは、同郷の選手が2人1組になって国別で戦う土曜日の『ネイションズ・カップ』と、個人戦が行われる日曜日のレースに分けられる。異なるカテゴリーでレースをするドライバーたちが同じクルマで走ることになり、それぞれの持ち味が発揮されるのも見どころのひとつだ。

昨年も同レースに参戦したベッテルは、過去5年間に引き続きドイツ代表としてミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)とタッグを組んで国別対抗戦を制し、見事に5連覇を達成した。誰よりも早く参戦を表明したベッテルの今年の相棒は未定だが、2年連続でF1チャンピオンの称号と『ネイションズ・カップ』制覇の栄光を手にしたベッテルが、今年も優勝を狙ってくるのは間違いないだろう。

レース・オブ・チャンピオンズへの参戦について、ベッテルは次のように意気込みを語っている。「タイには行ったことがないから、バンコクでのレース・オブ・チャンピオンズをすごく楽しみにしているんだ。会場もいいと思うし、たくさんの人たちが見に来てくれて僕たちのレースを応援してくれたらうれしいね」

「レース・オブ・チャンピオンズに参加するようになってしばらくたつけれど、このレースが本当に好きなんだ。毎年、レースのパドックで会うときとはドライバーたちの雰囲気が違うんだよ。リラックスした雰囲気で、夜は遊んでいるし、いつもすごく楽しい時間を過ごせるんだ」

「ミハエルと僕が組んだチーム・ドイツは、レース・オブ・チャンピオンズのネイションズ・カップで大成功しているね。つまり、僕たちにとってこれはとても大事なイベントなんだよ。だけど、できればレース・オブ・チャンピオンズのメインレースで決勝に残って勝てたらすごくすてきだろうね」

世界中からスター選手が集まるレース・オブ・チャンピオンズに昨年参戦したのは、2年連続F1チャンピオンになったばかりのベッテル、シューマッハ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)をはじめとする10人のF1ドライバーたちだ。ほかにもル・マンからトム・クリステンセン、WTCC(世界ツーリングカー選手権)からアンディ・プリオール、Xゲームからトラビス・パストラーナなど、現役の選手から往年の名選手まで豪華な競演が実現する。

2012年のレース・オブ・チャンピオンズの舞台となるのはバンコクのラジャマンガラ・スタジアム。5万人収容のこの会場は、1998年の建設以来、陸上競技やサッカー、コンサートなどに使用されている。2008年にはサッカー日本代表も戦ったこのスタジアムに2車線分のアスファルトを敷いてモータースポーツのスターたちが火花を散らす。

レース主催者のフレドリック・ジョンソンは、ベッテルの参戦表明に喜びのコメントを出している。「12月15日、16日にバンコクで行われるレースにセバスチャンが参戦してくれると聞き、とてもうれしく思う。素晴らしい選手たちが集まってくれることを誇りに思うし、F1の連続チャンピオンほど最初に参戦を表明するにふさわしい人はいない。タイ国内はもちろんのこと、世界中から集まった観客を魅了する一大イベントになるだろう」

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