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F1カナダGPのイベントで抗議者が逮捕

カナダGP開催に対して抗議を行っている集団が、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンも出席した7日（木）のイベントを妨害しようとして逮捕者も出ていたことが明らかになった。

エクレストンをはじめ、1997年のF1王者ジャック・ビルヌーブなど名のあるF1関係者たちも、先週末のカナダGPを祝うカクテル・パーティーに出席していた。そんな中、機動隊がそこに紛れ込んでいた抗議者の集団を取り押さえた。

『Canadian Press（カナディアン・プレス）』はその際に約20名が逮捕されたと報じている。

現役時代はウィリアムズやザウバーで活躍したビルヌーブに、抗議活動を行っている学生に向けて何かメッセージはあるかと尋ねてみたところ、「学校へ戻れ。世間の人たちは今こそ目を覚まして、だらだら続いている活動を終わらせる時だ。もう十分やっただろ」とバッサリ切り捨てた。

「彼らは言いたいことを言ったし、僕たちはそれを聞いた。だから、もう学校へ帰れ」

いつも政治的な問題に関して歯に衣を着せない発言を行っているレッドブルのマーク・ウェバーは、次のようにコメントしていた。

「何が起こっているか、完全には把握していないんだ」

「ちょっと緊張感が漂っているような場合、ほかの人はそれに呑み込まれてしまうこともあるし、それが少人数だとは言わない」

「きっとレースがある週末はうまく行くと思うよ」

結局、カナダGPが行われたモントリオールでもデモ活動が行われたものの、カナダGP自体は無事に終了。ルイス・ハミルトン（マクラーレン）が今季初優勝を遂げている。