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F1ボス、イギリスでの無料F1中継を終了か

2012年06月12日(火)7:46 am

F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、イギリスでF1の無料テレビ放送が終了する可能性をほのめかした。

ルパート・マードックが所有する有料テレビチャンネル『Sky Italia(スカイ・イタリア)』が2013年よりイタリアでのF1の放送を行うという発表の後に、エクレストンがイギリスでの無料放送終了を示唆した。

今回新たにイタリアで交わされたF1のテレビ放映に関する契約内容と同様のものが、イギリスもすでに交わされている。イギリスでも『Sky(スカイ)』がF1生中継を行っており、無料で視聴可能な『BBC』での生中継は数戦に限られている。

エクレストンがF1ビジネス記者のクリスチャン・シルトへ語ったところによると、『Sky』がF1のテレビ放映権を単独で獲得することを目指しているようだ。エクレストンはさらに、『Guardian(ガーディアン)』紙へ次のように語った。

「われわれはすべての国をペイ・パー・ビュー(※)のみへと移行させることは絶対にない。ここイギリスで(有料放送のみになっても)変化が出ることはないだろうがね」

エクレストンは、イギリスにある2,500万世帯の内、約1,000万世帯がすでに『Sky(スカイ)』へ加入してると述べ、「『BBC』で1,000万世帯に届くことはない。せいぜい600万か700万世帯だ」と続けた。

「テレビ局が一番買いたがっているのは、スポーツの生中継権だ。たとえ結果を知りたくなくても、知らずにいる方が難しい現代において、後日の録画放送なんて誰も見たがりはしない」とエクレストンは生中継の価値を指摘している。

そして、『Sky(スカイ)』はこれまでのところ「素晴らしい仕事」を成し遂げていると称える一方で、『BBC』は独りよがりになっているとエクレストンは付け加えた。

「『BBC』の連中は、われわれがどこへも行きはしないと思い込んでいる」とエクレストンは『BBC』の姿勢に対してコメントした。

※ペイ・パー・ビューとは、主に衛星放送やケーブルテレビなどにおける、番組単位での課金制度

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