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ザウバー「ペレスはタイヤの使い方がピカイチだった」

2012年06月11日(月)14:15 pm

F1カナダGPでザウバーでは、セルジオ・ペレスが3位表彰台を獲得。チームメートの小林可夢偉は9位だった。チーム代表のペーター・ザウバーと、トラックエンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラがレースを振り返った。

ペーター・ザウバー(チーム代表)
「何というレースだ! 15番手からスタートした選手が、大した事故もトラブルもない中、表彰台ゴールできるなんて、ほんとうに信じられないよ。セルジオならではの、最高の走りを見せてくれたね! いっぽうでカムイは作戦でツキがなかったが、やはりポイントを獲得してくれた。このところチームの本領を発揮できていなかったが、今日、私たちは最高のチームであることを証明できた。チーム全員に対して頭が下がる思いだよ。彼らの努力で今日の結果を手中にしたのだから」

ジャンパオロ・ダラーラ
「この感動のゴールを、どう表現してよいか分からないよ! スタート時点で不明だったことがある。この暑い気温でタイヤがもつかどうか謎だったんだ。2台で作戦を分けたのは、それが大きな理由だ。正直に言って、私は2回ピットインする作戦が正しいと思っていた」

「可夢偉の1回目のピットストップはもっと早い予定だった。ところが、意外とタイヤが長持ちしたんだ。不運なことにピットストップを終えて戦線復帰したところ、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)に引っかかって多少の時間をロスしてしまった。自分のペースで走れなかったんだよ。あれが無ければ、彼の成績はもっと良かったかもしれない」

「セルジオは、1回目のピットストップを遅らせるつもりで、硬い方のタイヤを履いてスタートした。その時点で1回のみのピットストップで走りきれるかなんて、知る由もなかった。ところがどっこい、それがうまく転んでセルジオをピットに入れたのは41周目。キミ・ライコネン(ロータス)の前でコース復帰することに成功して、タイヤの性能低下に苦しむマシンを、さらに何台か抜けた」

「セルジオの追い越しは見事だったけれど、それ以上にタイヤの使い方がピカイチだった。彼の特技のひとつと言えるね。実に素晴らしいレース運びだったよ。チームにふさわしい最高の結果だ」

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