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ブルーノ・セナを擁護するウィリアムズ首脳

2012年06月10日(日)22:00 pm

今週末に行われているカナダGP初日の8日(金)、度重なるコースオフの末、最終的には「チャンピオンズ・ウォール」と呼ばれる難所でクラッシュと、あまり良くない結果となってしまったブルーノ・セナ(ウィリアムズ)。しかし、ウィリアムズの非常勤役員トト・ヴォルフは、セナのことを擁護した。

こういったふがいない走りを繰り返していると、ヴォルフがマネジメントを手掛ける、テスト兼リザーブドライバーのバルテリ・ボッタスと交代させられるとの意見が強くなることも予想される。しかしヴォルフは、今回のクラッシュに対して「セナ自身が最も動揺している」ことを理由に、セナを擁護した。

『ORF(オーストリア放送協会)』に対してヴォルフは次のように語った。

「彼に起こったことは、ほかのドライバーにも起こり得ることだ」

「マシンが大ダメージを受けたのは残念だ。しかし限界に挑戦している場合、こういったことは起きてしまうものなんだ」

そしてヴォルフは、事故によるマシンの損傷によって、セナが残りの週末を新しく開発したリアウイングを装着せずに過ごさなければならなくなったことを否定した。

「(リアウイングの)スペアは十分にある」

なお8日のセッションにおいてセナは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)との間にちょっとしたトラブルを起こしていた。最終シケインへと向かって高速走行する両者のタイヤホイールが軽く接触し、その直後、ベッテルに対しセナが拳を突き上げるジェスチャーを見せたのである。

ただしこの件に関しては、ベッテルの側に非があるとの公式な裁定が下され、ベッテルは戒告処分を受けた。

また、ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』のコメンテーターを務めるマルク・スレールは、ベッテルの行為を「危険で、全く不必要な」ものだと酷評した。

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