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ミハエル・シューマッハ残留を望むメルセデスAMG

2012年06月08日(金)17:56 pm

メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンは、2012年シーズンをもって同チームとの契約が満了するミハエル・シューマッハに対し、来年以降もチームに残って欲しいとの考えを初めて明らかにした。

シューマッハは、ここまで不思議なシーズンを送っている。過去2年間と比較して競争力は格段と上がっているにもかかわらず、クラッシュやペナルティーなどの不運としか言いようのないできごとが度重なり、わずか2ポイントしか獲得できていない。

F1史上最多である7度のタイトルを獲得したシューマッハの去就をめぐる憶測が加熱する中、シューマッハ本人もチームもこの件についてコメントを避けてきた。

「シーズン序盤の結果を注意深く分析する必要がある」とチーム代表のブラウンはドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に語った。

「ミハエルと一緒に目指しているレベルへまだ達していない。クルマや彼が遅いとかではなく、ただ単に不運な出来事が重なっただけのことだ」

そして、シューマッハの将来はシューマッハ本人の胸一つで決まるとブラウンは示唆する。

「スペインGPでのアクシデント(ウィリアムズのブルーノ・セナに追突、リタイア)の後、ミハエルはどん底だった。でも次戦モナコの予選でポールポジションを獲得した後、とても喜んでいた」

「時には悲観的にならざるを得ないことも起きる。でも、今シーズンのミハエルは、基本的に前向きな気持ちのほうが勝っている」

ブラウンはまた、メルセデスAMGがシューマッハの才能と価値を確信しているとも述べた。

「モナコでのポールポジションで、ミハエルは自分に何ができるのかを示した。彼の残留を望まない理由なんて見当たらない」

「共にチームの目標を達成できたら、私たちがそう望んでいるのと同様に、彼もまたチーム残留へ前向きになると思う」

「チーム全体がミハエルの続投が正しい決断だと感じたら、そうなるだろう」とブラウンはコメントしている。

一方で、万が一シューマッハが再び引退を決意した場合、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)が後任候補の筆頭に挙げられている。しかし、ブラウンは次のように断言した。

「確かに2013年の状況について尋ねられたことは何度かある。けれど、(ミハエル続投を希望する)チームの方針は変わらない」

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