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佐藤琢磨「こんな形でレースを終えるとは思ってもいなかった」

2012年06月04日(月)20:10 pm

インディカー第6戦をリタイアで終えた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)から、コメントが届いた。

■予選12位(Time 01:11.8122 Speed 103.771mph)

琢磨にとって今季最高のグリッドポジションである12番グリッドを獲得。

佐藤琢磨のコメント
「困難な1日でした。今朝のプラクティスでは、昨日からクルマのバランスが改善されていることを確認しましたが、タイムシート上の結果でいえば、自分たちが期待している成績からはかけ離れていました。その後、セッティングを変更し、ファイアストーンのオルタネート・タイヤを装着すると挙動は改善されたので、予選ではこれまで以上に思いっきりアタックできました。依然としてやるべき仕事はたくさん残っていますが、これは今季最高の予選結果で、第2セグメントにも進出できたので、僕たちは喜ぶべきなのでしょう」

「いずれにせよ、これからデータを見直し、明日の決勝までにマシンの改善
を図るつもりです。このコースではオーバーテイクが難しいものの、順位を上げられるように戦略面でも努力をすることになります。ここでは簡単にマシンのコントロールを失ってしまうので、集中力を保つことがとても大切になります」

■決勝20位(38Laps)

11番グリッドからスタートした佐藤琢磨は6番手まで追い上げていた39ラップ目にウォールと接触し、リタイアに追い込まれた。

佐藤琢磨のコメント
「コース幅がとても狭く、ひどく混乱したスタートとなりました。前も横も後ろも完全にふさがれた状況でした。けれども、僕はターン1とターン2を無事に通過し、順位を上げました。その後はリズムに乗ってドライブし、順位も落ち着きました。僕たちは作戦を変更して早めにピットストップを行い、早めにコースに復帰することにしました。トラフィックに巻き込まれずに走行できるうえ、新しいタイヤに交換できることがその狙いでした」

「クルマのバランスは僕好みではなく、とてもドライブしにくいものでした。とても難しいコースで、クルマを落ち着かせるのにひどく苦労しました。ターン6とターン11のコースコンディションは特に難しくなっていました。そしてターン12の高い縁石に乗り上げたとき、ステアリングにものすごいキックバックが起こり、これでグリップを失ってレースを終えることになりました。こんな形でレースを終えるとは思ってもいませんでした。今回はとても難しい週末となりましたが、テキサスではまた力強いレースをお見せしたいと願っています」

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