F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、シンガポール市場へのF1株式公開計画が延期となることを認めた。
エクレストンは、先週モナコにおいて、先に上場された有名な『Facebook(フェイスブック)』の株価が安値を付けたという事態を受け、F1の株主たちがこの状況をしばらく静観することを了承したと語っていた。
そして、今週になってロンドンの宝石販売会社である『Graff Diamonds(グラフ・ダイヤモンド)』が、やはり同様に市場の動向を見極めた結果、香港市場に上場する予定を延期することが明らかとなっていた。
エクレストンは6月1日(木)、『Bloomberg(ブルームバーグ)』に対してF1も市場が「落ち着きを取り戻すまで」上場を延期すると語り、さらに次のように続けている。
「今年中には実行できると確信しているよ」
「慌てることはない。現時点では市場の状況が芳しくないし、投資家にとっても魅力的ではないからね。今上場するべきではないよ」