ニューヨーク近郊での市街地レースが来年初開催予定だが、この延期を懸念する声に対して、主催者が再び反論した。
このレースは、2013年のカレンダー入りが予定されており、ハドソン川を挟んでマンハッタンの対岸にあたるポート・インペリアル開発地区の公道で開催される予定。おなじみのマンハッタンの摩天楼を背景にF1が走る姿を見られるレースになるはずだ。
4月に、F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンが、このグランプリが2014年に延期されるかもしれないと述べていた。
エクレストンは今週も、同様の懸念を表明。それによると、主催者が「資金面で」問題を抱えており、契約上の期限に間に合わなかったという。
しかしレースの広報担当者は、このエクレストンの発言について聞かれると、開催に向けた準備は「完全にスケジュール通り」だと断言した。
『NJBiz(ニュージャージービズ)』のウェブサイトによると、広報担当者は「2013年6月の開催に向けて、順調に進行中だ」とも述べている。
また、「F1との契約上の関係やその詳細についてはコメントを控える」としている。
レースの開催地を共同所有するローズランド・プロパティ社の経営者カール・ゴールドバーグは次のように話した。「アメリカのプロモーターからは、延期になるといった話は一切聞いていない」
「時間も資金も相当の量が注ぎ込まれており、すべてが2013年のレースに向かっている」
またゴールドバーグは、これまでに投入された金額や人員、費やした時間を考えると、エクレストンのコメントは「解釈に苦しむ」と述べている。