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佐藤琢磨は優勝まであと一歩の最終ラップでスピン、フランキッティが3勝目=インディ500

2012年05月28日(月)12:05 pm

世界3大レースのひとつであるインディ500が27日(日)に行われ、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)が優勝した。自身3度目となるインディ500に出走した佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、優勝争いを繰り広げたが、最終ラップの1コーナーで無念のスピンを喫した。以下、ホンダのプレスリリース。

今年で第96回目の開催を迎えたインディアナポリス500マイルレースは、真夏のような暑さの中で戦われました。今年のインディカー・シリーズから自動車メーカー3社がエンジン供給を開始して、競い合っていますが、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでの伝統のレースも、2005年以来初めて、複数のエンジンブランドが競い合うものとなりました。

そして、そのレースで勝利を飾ったのは、Honda V6ターボエンジン搭載のダラーラDW12に乗るダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)でした。レース終盤は8台以上によるすさまじいドッグファイトとなり、そのバトルを戦い抜いてトップで最終ラップに入ったのがフランキッティでした。その彼に最後のアタックを仕掛けたのは、佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)。2台は接触ギリギリの状態で並んだままターン1へと飛び込み、満員の大観衆が沸き上がりました。その直後、イン側にいた佐藤がスピンし、クラッシュ。レースにはイエローフラッグが出され、そのままチェッカーフラッグとなりました。

優勝を手にしたのは、2007年と2010年にインディ500での優勝経験を持つスコットランド出身ドライバー、フランキッティでした。レース序盤のピットストップで追突され、29位まで順位を落としながら、見事な追い上げを見せてトップグループへと到達し、多くのマシンによるし烈な戦いを制しました。

2位はフランキッティのチームメート、スコット・ディクソンで、Chip Ganassi Racingの1-2フィニッシュでした。今年デビューしたHonda V6ターボエンジンは、初勝利をインディ500で飾ることとなりました。

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