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ウィリアムズ、ブルーノ・セナへのプレッシャーを強める

2012年05月26日(土)2:26 am

ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズが、同チームに所属するブルーノ・セナへ成長するようハッパをかけた。

2週間前のスペインGPでは、チームメートのパストール・マルドナードが劇的な勝利を収めた。この勝利はマルドナードにとっての初優勝だっただけではなく、名門と呼ばれていながら長らく勝利から遠ざかっていたウィリアムズにとって、2004年以来の勝利であった。マルドナードがその活躍を見せつける以前から、セナは自身のレースシートを確保し続けるためにも、パフォーマンスを向上させるよう求められているとのうわさだった。

ウィリアムズは、現在控えドライバーを務めており、チームの株主であるトト・ヴォルフのマネジメントを受けるバルテリ・ボッタスを推している。情報筋によれば、ボッタスはすでにスポンサー企業から注目を集めているようだ。

ほとんどのレースで、フリー走行1回目にはボッタスにマシンを譲る立場にあるセナには、大きなプレッシャーがかかっている。

そのため、マルドナードがスペインGPで勝利を収めたことを受け、ウィリアムズ代表は23日(水)、「セナは(マルドナードの勝利に対して)反応しなければならない」と語り、こう続けた。

「マルドナードの勝利で彼の尻に火が付いたことだろう。そのような状況が彼には必要だ」

「いずれハッキリするだろう」

まだウィリアムズのこの発言を耳にしていない23日、セナは自身のシート喪失にまつわる憶測は「よくあるF1のうわさ話」であると報道陣に対して述べていた。

ブラジルの『Globo(グローボ)』は、次のようなセナのコメントを掲載している。

「僕ががけっぷちに立たされているって聞いたみたいだけど、前のレース(スペインGP)まではドライバーズランキングで僕の方がパストールを上回っていたということを、みんなすぐに忘れたようだ」

「僕はいい成績を収めている。それでも、僕が悪い週末を過ごしたかたわらでパストールが勝っただけで、みんな"あいつはもうクビだ"って言っているね。そんな人たちを黙らせる唯一の方法は、いい成績を収め続けることなんだ」

さらに、『The Sun(サン)』紙はこんなセナのコメントを伝えた。

「僕が成功する時はやって来る」

「僕は学習するために時間を割いてきた。すべてのレースで何もかもがうまくいくとは思っちゃいないよ」

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