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ロータスを警戒するジェンソン・バトン

2012年05月26日(土)10:26 am

マクラーレンのジェンソン・バトンはモナコGPで打ち負かすべきチームとしてロータスの名を挙げた。

ロメ・グロジャン(ロータス)が24日(木)に行われた2回のフリー走行の両方で2番手のタイムを叩き出したことを受け、バトンはチームメートであるルイス・ハミルトンの「ロータスはかなり良さそうだ」という意見に賛成していた。

「通常、2つのタイヤのコンパウンド(ゴム質)の間には0.7秒の差があるんだ」と2008年のF1王者のハミルトンは指摘したうえで、「なのに(最速タイムを出した)ジェンソンとグロジャンの差はたったの0.4秒だ」

バトンが出した最速タイムはソフト側のタイヤ(モナコGPではスーパーソフトのタイヤ)でグロジャンのタイムはハード側のタイヤ(モナコGPではソフトのタイヤ)だった。

バトンもハミルトンに同意し「どのタイミングで出たとしても、彼らは最前列を占めるだろうね。だから、現時点では倒すべきチームはロータスだ」とコメントしているとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は記している。

「ハード側のタイヤで1分16秒1というラップタイムはすごく速いよ」とバトンは語った。

また、ブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』はバトンの「彼らを倒すのは大変だろうね」というコメントを掲載している。

ロータスの圧倒的優位にスポットライトが当たっている今週末だが、ピレリのモータースポーツ責任者のポール・ヘンベリーは、毎回異なる勝者が誕生している2012年のF1の大混戦ぶりに、タイヤが少なからず影響を与えているという純粋なスポーツ主義者たちの主張を笑い飛ばした。

「ジェンソンがモナコではロータスが良さそうだと言っていたから(私は)心配している」とツイッターに投稿し、「また違うクルマに乗った、6人目の勝者が生まれることを覚悟している」、「とんだ災難だ。キミ(ライコネン/ロータス)とロメ、頼むから勝たないでくれ」と現状の意見に対して皮肉たっぷりなつぶやきをしていた。

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