27日(日)に決勝を迎えるモナコGPで、ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)は前戦スペインGPのガレージ火災で被害を受けたクルマを走らせることになる。
スペインGPの決勝後、パストール・マルドナードがもたらした8年ぶりの勝利に沸くウィリアムズのガレージが炎上し、多くの機材と共にセナのクルマが被害を受けた。先週末に明らかになった初期調査の結果では、セナのクルマには最小限の損傷しか見られなかったとされていた。
そして、ウィリアムズの広報担当は、セナがスペインGPで使用したものと同じクルマをモナコでも使用することを明かした。
その一方で、ウィリアムズはモナコGPへ「多少の機材不足」で挑むことになるとチーフエンジニアのマーク・ジランが語っている。
「しかし、ファクトリーと、損傷した機材とクルマのパーツを再納入してくれた取引先の多大な努力のおかげで、影響は少なくてすんだ」とジランは関係者に感謝した。
ジランはまた、ライバルチームたちが「気前良く」手を差し伸べてくれたと話している。
なお、スペインGPで優勝したマルドナードのクルマは、レース後の検査を受けるため別の場所に止められていたことから、火災の被害を免れていた。