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ミハエル・シューマッハを擁護する病み上がりのメルセデスAMG代表

2012年05月24日(木)20:47 pm

2週間前のスペインGPでは体調不良のため姿を見せなかったメルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンだが、モナコGPのパドックに復帰するや否や、周囲を鼓舞している。

スペインGP欠席の理由は単なる体調不良だったが、ブラウンがパドックから姿を消したことであるうわさが流れていた。

そのひとつが、ブラウンが深刻な病気であるというもの。その一方でF1の最高権威バーニー・エクレストンとチームオーナーのメルセデスが、F1の運営方法などを規定する新コンコルド協定の交渉で対立しているためだとの見方もあった。

スペインGP欠席の理由についてブラウンは、ドイツ紙『Bild(ビルト)』に対し、「スペインGP前の火曜日(8日)に体調が思わしくなかったため医者へ行き、検査のため一晩入院していた」と明かした。

「自宅へ帰って、週末は休むようにとの医者のアドバイスを聞き入れようと思ったのだ。モナコGPに万全の状態で望めるようにね」

ブラウンの代理を務めたニック・フライが、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の後任にポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)を起用すると示唆したことや、シューマッハの獲得ポイントの少なさ、またスペインGPでブルーノ・セナ(ウィリアムズ)と接触したことなどから、シューマッハの将来を不安視する声が高まっていた。

シューマッハについてブラウンは「いろいろなことが言われたり書かれたりしているね。しかし、この5戦のうち3戦でチームが彼を落胆させてしまったことを忘れてはいけない。われわれは、自分たちがすべき仕事を全うできなかったのだからね」と話す。

「われわれはもっとしっかり仕事をしなければならない」

「ミハエルの実力は開幕戦で見たとおりだ。今年中に彼が表彰台に立つ姿を再び見られると信じる理由はそれにつきる」とブラウンは続けた。

43歳になるシューマッハとの契約が今季終了時に切れることから、更新の意志を尋ねられたブラウンは「時期が来たら話し合いの席を設けて将来について話すよ」と語っている。

「どの方向に進むかについては、すぐに明らかになるものと思っている」

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