オーストリアのザルツブルクリンクで20日(日)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の第6戦が行われ、ロバート・ハフ(シボレー・クルーズ1.6T)が第1レース、ステファノ・ダステ(BMW 320TC)が第2レースで優勝した。
第1レースでは、ポールポジションからスタートしたハフを、同じくシボレーに乗るイバン・ミュラーが追い立てたものの、ハフがミュラーを抑えきって優勝。2位はミュラー、3位はアラン・メニュとなり、またしてもシボレー勢が表彰台を独占した。
続く第2レースでは、2番手スタートのトム・コロネル(BMW 320TC)がスタートで首位に立ったものの、その後にシボレー勢がコロネルを抜いて1-2-3体制に。しかし、8周目にメニュが9コーナーでコースオフして後退。また、最終周にミュラーがコースオフすると、このすきをついてダステがコロネルとミュラーを抜いてトップへ。そのままダステが優勝した。2位はハフ、3位はコロネルだった。
この結果、ミュラーがドライバー部門のランキング首位のままだが、ランキング2位は再びハフに。シボレーもマニュファクチャラー部門でトップの座を守り、ランキング2位はBMWで代わっていない。