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ロメ・グロジャン「クルマがモナコに合っていることを願う」

2012年05月21日(月)10:39 am

ロータスのロメ・グロジャンが、モンテカルロ市街地コースで開催されるモナコGP(27日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:スペインでは再び力強い結果を出しましたが、その後どのような気分ですか?

グロジャン:この結果にはかなり喜んでいいと思うよ。満足はしていないけれど、うれしいね。両方のクルマがトップ4に入っているのはチームにとってもチャンピオンシップ争いにとっても良いことだ。僕としても、またレースを完走できて良かった。上位でのレースの経験を積むことができたしね。そして、僕たちは全チームの中で最も一貫性のあるチームだってことを、自分たちに示すことができた。これはすごくいい強みだね。まだクルマを進化させることはできると思うよ。そのためにみんなが懸命に作業をしている。

Q:バルセロナでは土曜日のフリー走行で走ることができず、そのまま予選に出走することになってしまいましたが、プレッシャーはありましたか?

グロジャン:3回目のフリー走行を走れなかったから、予選に向けてのプレッシャーが少しばかり大きくなったのは確かだ。でも何ができるって言うんだい? それがレースってものさ。

グロジャン:問題を抱えてしまったけれど、それが予選で高くつくことはなかったよ。セットアップをもう少し改善することができたかもしれないから、決勝レースには多少影響があったかもしれない。ほんの少しだけどね。そこから学ぶことができると思うし、僕たちがやり遂げた巻き返しには満足している。だから今後に関しては楽観的になっているよ。

Q:ダメージを負ったフロントウイングでのレースはどれくらい難しかったでしょうか?

グロジャン:僕のスタートは最高ではなかったけれど、まずまずだった。第1コーナーに進入するときセルジオ(ペレス/ザウバー)が僕のアウト側にいて、彼はターン2からターン3にかけて僕を追い抜こうとしたんだ。不運なことに彼の左にいたら僕の方へ(クルマを)寄せてきて、僕のクルマのフロントウイングと彼のリアタイヤが接触してしまった。それで彼のタイヤはパンクして、僕は多くのダウンフォースを失ってしまった。ピットストップのタイミングで修復を試みたけれど、完全に元の状態に戻ることはなかった。

グロジャン:フロントタイヤに手を焼いていたんだけど、フロントウイングのダメージのせいでさらに厄介になったよ。だから、本来あるべき状態よりも良くなかった。でもピットストップの後はずいぶん良くなったよ。

グロジャン:最初のスティントは素晴らしくなかったように見えるけれど、ブレーキバランスやディファレンシャルを調節してクルマを多少は僕に馴染ませることができた。間違いなく夢のように運転しやすいって訳じゃなかった。まぁ、そこそこだったね。メルセデスAMGのミハエル(シューマッハ)を後ろに押さえつけておくには充分なペースだったし、ニコ(ロズベルグ/メルセデスAMG)を追い抜くこともできた。おまけにファステストまで記録できたんだから、それほど悪くはなかったよ!

Q:これまでのところ好調な今年のクルマでモナコに臨みますが、それについてどのように思いますか?

グロジャン:モナコはきっと最高のイベントになると思うし、僕にとっては本当に特別なレースだ。きっとたくさんのフランス人のファンが駆けつけてくれると思うし、彼らからの応援を楽しみにしている。イベント自体がとても特別だし、雰囲気はすごくクレイジーなんだ!

グロジャン:ドライバーは落ち着きつつリラックスして、自分の仕事をやり遂げるよう努力しなくちゃいけない。一切のミスが許されないコースだ。それを肝に命じておくことがモナコでのカギになると思う。またいい成績を収められるといいね。

Q:とても特殊で他とは異なるコースですが、E20(ロータスの2012年仕様車)はモナコでどのようなパフォーマンスを発揮すると思いますか?

グロジャン:それはやがて分かることだよ。モナコはスペシャリストのためのコースだと思うし、そこにクルマが合うか否かを言うのはとても難しいね。直線区間はデコボコしていて、コースの路面はグリップレベルが低い。これらのすべてのことが意味しているのは、何が起こるかなんて予測できないってことさ。もっと普通のコースだと、先に起こり得ることを予測することはできるんだけどね。うれしい驚きがあることと、特殊な挑戦が求められるモナコに僕たちのクルマが合っていることを願うよ。そうなったら素晴らしい。

Q:F1に復帰して、初ポイント、そして初の表彰台を獲得しましたが、今年をどのように感じていますか。次から次へと積み重なっていますが…。

グロジャン:本当に最高だ。プレッシャーや悪いニュースもあったりするけれど、いい成績を残せる時もある。だからF1が楽しいんだよ。山あり谷ありだけれど、そのすべてがF1を特別なものにしているんだ。僕は心からF1での生活を楽しんでいる。ここではプロフェッショナルとして多くの幸せを感じることができるから、しばらくの間はF1にとどまれることを願っているよ。いつの日かF1で初勝利を挙げたい。そしてそこから勝利を重ねて、ワールドチャンピオンになりたい。

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