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ザウバー、モニシャ・カルテンボーンCEOに株式3分の1を譲渡

2012年05月17日(木)14:27 pm

ザウバーが、同チームのCEO(最高経営責任者)であるモニシャ・カルテンボーンにザウバーグループの株式3分の1を譲渡することが明らかとなった。これは、ザウバーF1チームの創設者であり現チーム代表のペーター・ザウバーが、将来に向けたチームの存続性を考慮して決定したもので、株式の残り3分の2はこれまでどおりザウバー代表が保有することになる模様だ。

インド出身で現在はオーストリアの国籍を有するカルテンボーンは、2000年に法務責任者としてザウバーグループに入社。翌年に取締役会メンバーとなり、2010年にはCEOに就任している。今年4月にはチーム創設者であるザウバー代表が、自身の後継者としてカルテンボーンを指名したことも報じられていた。今回の株式譲渡のニュースはその計画が順調に進展していることを示すものであり、いよいよF1史上初となる女性チーム代表が誕生するのもそう遠いことではなさそうだ。

ザウバーが発表した声明の中で、ザウバー代表は次のように語っている。

「BMWが2009年にF1から撤退したとき、モニシャ・カルテンボーンはチームが生き残るために尽くしてくれた。以来、彼女はCEOという立場で素晴らしい働きをしてきてくれている。彼女に株式の3分の1を譲渡するということは、私にとって将来にわたって継続していくことを目指す上での重要なステップだ」

「私が望んでいるのは、この組織が長年にわたって継続していくことを確実なものとすることだ。モニシャ・カルテンボーンと、2010年からマーケティングディレクターとして会社に加わり、取締役会のメンバーでもある私の息子アレックスは2人とも、この目的を理解してくれている。これにより、従業員に対して将来に向けての明るい展望を約束することができる」

これを受け、カルテンボーンも次のように続けている。

「今回のことは、私に対して最大の信頼を置いていただいたということであり、それに応えるためにできる限りのことをするつもりです」

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