NEXT...F1開催スケジュール

ミハエル・シューマッハのクラッシュを擁護するセバスチャン・ベッテル

2012年05月16日(水)22:28 pm

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、スペインGPでブルーノ・セナ(ウィリアムズ)に追突したシューマッハを擁護している。

スペインGPの決勝中、ストレートエンドでセナのクルマに突っ込み、そのままリタイアとなったシューマッハは、無線でセナのことを「バカ」とののしった後、自らに非はないと主張。しかし、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)はその言い分を認めず、逆にシューマッハの方に次戦モナコGP(27日決勝)での5グリッド降格ペナルティーを科すことに決めた。

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーはオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に、「あのミハエルの一件はわれわれにとってもかなり痛いものになった」と語っている。

ホーナーは、そのクラッシュでちらばった破片によってベッテルのフロントウイングがダメージを負ったばかりか、イエローフラッグが振られていた区間でDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を作動させたとして、ベッテルがピットレーンを通過するドライブスルーペナルティーを受けてしまったとコメントした。

しかし、シューマッハと同じドイツ人ドライバーであるベッテルは、このクラッシュに関してシューマッハを擁護し、次のように話している。

「ああいった状況ではもちろん一瞬のことだし、ストレートでは(お互いのクルマに)ものすごくスピードの差があるからね」

「僕は、あれが単純にレースにおいては仕方のない事故だと判断されるべきだと思うよ。運悪く、起こってしまったことなんだ」

「もちろん、いつもあとでどちらが悪かったとかいう話になるものだけど、接触事故は1人では起こせないものだしね」

メルセデスのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグはドイツの『Sport1(シュポルト1)』に、メルセデスAMGとしては「レース競技委員会の裁定を受け入れる」と語ったものの、この件についてはそれ以上のコメントを差し控えている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック