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フェラーリとレッドブルのボス、F1の役員会へ

2012年05月15日(火)11:31 am

レッドブルのチームオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、シンガポールでF1の株式が公開された暁には、自身もF1の役員会へ加わることになると明かした。

フェラーリ、マクラーレン、そしてレッドブルは新しいコンコルド協定を締結する際に、F1の意思決定機関である役員会に加わることが認められたと報じられている。

コンコルド協定とは、F1チーム、統括団体のFIA(国際自動車連盟)、F1運営会社などで結ばれる協定。F1の商業権や運営方法、利益分配などが規定されており、内容は非公開となっている。

世界的エナジードリンクメーカーの総帥で億万長者でもあるマテシッツは、『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』へ「それが事実であれば、(役員会には)私自らが赴くだろう」と述べ、次のように加えた。

「そしてフェラーリは、ルカ・ディ・モンテゼモーロ(会長)自身が出席するだろう」

「しかし、それは現時点ではまだ審議の段階にある」

『Reuters(ロイター通信)』によると、不安定な市場経済の影響から、F1の株式公開が延期になる可能性もあるとのことだ。

「もし今後2週間が過去3週間と同じくらいに悪かったら、この夏に(F1の株式公開)が進展する可能性は低いだろう」

「もし市場が毎日悪い状態だったら、新規公開株式を売却することは難しい」と匿名の関係者は語った。

自信に満ちているのは、少量ながらもウィリアムズの株式を保有し、同チームの非常勤役員を務めるトト・ヴォルフだ。ヴォルフはウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズの後継者とも目されていた人物でもある。

F1の株式公開計画について尋ねたところ、ヴォルフは『Kleine Seating(クライネ・ツァイトゥング)』紙に対し「私ならすぐに買うだろうね」と答えた。

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