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セバスチャン・ベッテル、「改良したフェラーリは危険」

2012年05月15日(火)6:07 am

スペインGPで大幅に改良されたフェラーリの2012年型車F2012が、現F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の目を引いた。

ここまで苦戦を強いられてきたF2012の改良について、フェラーリのナンバー1ドライバーであるフェルナンド・アロンソとチーム関係者は、控えめに扱うようにしていた。

「あれはうまい芝居だった」とブラジル紙『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』の記者、リビオ・オリッキオは控えめなフェラーリの反応について書いている。

「実際のところ、フェラーリは新車を投入したようなものだ。ほとんどすべてが変わっている」

ベッテルも同じところに目を付けており、ドイツ紙『Bild(ビルト)』へ「僕に言わせれば、フェラーリは危険だね」と語っていた。

フェラーリは、前後のウイング、アンダーボディー、サイドポッド、エンジンカバー、排気口、ブレーキダクトを新しくしており、「100万ユーロ(約1億円)をかけた全面的な再構築だ」と『Bild(ビルト)』は伝えている。

レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコも「彼ら(フェラーリ)は本当に速くなった」と語っていた。

そして迎えたスペインGP決勝、アロンソは最後までパストール・マルドナード(ウィリアムズ)と優勝を争い、2位に入っている。

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