フェラーリが中国で行ったイベント中、デモ走行を行った際に文化財の城壁にタイヤ痕を残したほか、城壁自体に損傷があった可能性もあり、フェラーリが謝罪声明を発表した。
各メディアの報道によると、事件が起きたのは6日(日)の夜。文化財である南京市の「中華門城壁」の上でデモ走行を行ったが、その際にドーナツターンをしたため、タイヤ痕が城壁に残ってしまったという。翌日になってタイヤ痕を消そうとしたものの、タイヤ痕は消えなかった。また、城壁自体に損傷があった可能性もあるようだ。
『人民網』によると、「超高級車なら600年の歴史を誇る城壁の上で好き勝手に走ってもいいというのか」と現場にいた市民は怒りを見せたという。
これを受け、フェラーリは謝罪声明を発表。次のような声明が各メディアで伝えられた。
「残念なことに、フェラーリの従業員ではなく、ディーラーの従業員が映像に残されているような方法で車を走らせ、歴史的建造物にタイヤ痕を残す結果となってしまった」
「フェラーリは、中国当局と地元のコミュニティーに対し、損傷と気分を害したことを率直に謝罪する。また、今回の従業員が引き起こした損傷を修復するため、関係者と協力することを約束する」