ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が、27日(日)に決勝が行われるモナコGPで5グリッド降格の処分を受けることになった。
シューマッハはスペインGPの決勝中、1コーナーへ向けたブレーキングでブルーノ・セナ(ウィリアムズ)に追突。これが原因となって、シューマッハとセナはともにスペインGPをリタイアした。レース後にシューマッハは、次のように接触について振り返った。
「テレビのリプレイではよく見えないけれど、僕の視点からではこうだった。彼(セナ)は、イン側のラインを守るために右へ動いて、そのあと突然、ブレーキングする直前に左へ動いたんだ。ブレーキングする場所であれだけ接近していたら、できるのは反応してぶつかるのを避けようとすること以外ないけれど、もう遅すぎたんだ」
レース後、審判役であるスチュワードがセナとシューマッハから事情を聞いたが、接触の原因を作ったのはシューマッハと判断。シューマッハへ次戦モナコGPで5グリッド降格のペナルティーを科すことに決めた。