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メルセデスAMG、チームボス不在でさまざまなうわさ

メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンは体調不良のためスペインGPを欠席しているが、公式な情報が多くないことからさまざまな憶測が飛び交っている。

メルセデスAMGは10日（木）、スペインGPにおいてはテクニカルディレクターのボブ・ベルがチームの指揮をとることを発表した。医師の命令によりブラウンがイギリスへと戻らざるを得なくなったとのことだった。

しかし、F1の商業権などの運営面を規定する新コンコルド協定に関して、F1最高権威バーニー・エクレストンとの話し合いで対立していることが原因でブラウンがスペインGPを欠席したといううわさもある。

ドイツ紙『Bild（ビルト）』によると、イギリスの自宅で目まいに襲われた57歳のブラウンは、今週の初め医者の診療を受けていたとのことだ。この問題に関して、チームCEOのニック・フライは次のように語った。

「インフルエンザよりは深刻な状態ではあるものの、命に別条などないことは間違いない」

その言葉を裏付けるかのように10日、メルセデスAMGのスポークスマンも、2週間後のモナコGPにはブラウンが戻ってくることを言明した。かつてフェラーリでブラウンとともに黄金時代を築き上げ、現在はメルセデスAMGのドライバーを務めるミハエル・シューマッハも次のようにコメントしている。

「僕らは連絡を取り続けるよ。誰もロスの代わりなんてできないし、実際それは不可能なことなんだ」