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ジル・ビルヌーブ没後30年、息子ジャックが312 T4でデモ走行

2012年05月09日(水)22:32 pm

8日(火)に、イタリアのフィオラノ・サーキットでフェラーリ主催によるジル・ビルヌーブの没後30周年イベントが開催され、ジルの息子ジャックが、父の乗った1979年のマシン、フェラーリ312 T4を走らせた。

カナダ人ドライバーのジル・ビルヌーブは、1977年にF1デビューを飾り、その年のシーズン途中からフェラーリに移籍。以後数々の名勝負を繰り広げたが、1982年5月8日にベルギーGPの予選でクラッシュし、帰らぬ人となっている。

ジルはF1で6シーズンにわたって67回出走し、6戦で優勝。F1チャンピオンに輝いたこともなく、大記録を打ち立てたわけではないが、その攻撃的なドライビングスタイルは当時多くのファンを魅了した。

今回のイベントでは、ジルの息子であり、元F1王者のジャックが、父親のジルが1979年に走らせて3勝を記録したクルマ、フェラーリ312 T4のステアリングを握り、つめかけた多くのファンを前にデモ走行を行った。なお、この312 T4は同じ年にジルのチームメートであったジョディ・シェクターをF1チャンピオンの座へ導いている。

イベントには、フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼモーロ、副社長のピエロ・フェラーリ、マネジングディレクターのアマデオ・フェリサ、そしてジルが活躍した時代にテクニカルディレクターを務めていたエンジニアのマウロ・フォルギエリらが参加。さらに、現フェラーリドライバーのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサ、そしてジルの妻ジョアンヌと娘のメラニーも参加し、大勢のファンとともにジルの記憶をよみがえらせていた。

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