NEXT...F1開催スケジュール

最後には強いチームが残るとメルセデスAMG代表

2012年05月09日(水)10:12 am

今シーズンは、ここまでに開催された4レースですべて別のチームが優勝するという近年ではめずらしい状況となっているが、ピレリタイヤの責任者であるポール・ヘンベリーは、今週末にバルセロナで開催されるスペインGP(13日決勝)でもまた新たなチーム、新たなドライバーが優勝するかもしれないと予想している。

しかし、メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンは、こうしたワクワクドキドキするような状況もやがて落ち着いてくると考えているようだ。ブラウンは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語っている。

「結局は強いチームが残ることになる。なぜなら、多くのレースでタイヤをうまく使いこなしてくるだろうからね。それにはもう少し時間がかかるかもしれない。だが、最終的にはいつだっていいチームといいドライバーがうまくやってくると思っているよ」

ニコ・ロズベルグが中国GPでポールポジションと勝利を手にするなど、今季は非常に明るいスタートを切ることができたメルセデスAMGだが、ブラウンは今季ワクワクしながら楽しんでいると言えるほどの余裕はない、と笑いながら次のように話している。

「多分、観客にとってはそうだろうね。でも、チームにとってはもっと大変だよ」

「最初の4レースについては、すべてのチームに一貫性がなかったことから、あのような結果になった。われわれはまだ自分たちのクルマについて学んでいるところだが、とりわけ新しいタイヤに対してどのように機能するかということを知る必要がある。F1にとっては、それは明らかに素晴らしいことだ」

さらに、ブラウンは開発のスピードという点では、マクラーレンやレッドブル、そしてフェラーリといったトップチームたちに後れを取ることなくついていけるという自信を見せ、次のように続けている。

「そうだね。われわれにはボブ・ベル(テクニカルチーフ/元ロータス・ルノーGP)、アルド・コスタ(テクニカルディレクター/元フェラーリ)、それにジェフ・ウィリス(テクノロジーディレクター/元レッドブル~HRT)といった新メンバーが加わっているし、今ではそれがうまく機能していくつか戦略面に変化をもたらしている。ライバルチームたちに比べてわれわれが劣っているなどとは決して思っていないよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック