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ロメ・グロジャン「スペインGPでは予選が肝心」

2012年05月07日(月)17:12 pm

ロータスのロメ・グロジャンが、バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われるスペインGP(13日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:カタルーニャ・サーキットはチームが熟知しているコースですね。

グロジャン:冬にテストをやっているから、コースのことはよく知っているよ。クルマのハンドリング性能が求められる平たんなコースだ。そして(このレースを皮切りに)僕たちはヨーロッパに戻るから、スペインGPは残りのヨーロッパでのレースに向けたいい指標になるんじゃないかな。

グロジャン:テストをやっているから、みんなバルセロナをよく知っている。最初の4つのコーナーを含む第1セクターはかなりの高速だ。そしてターン10から15にかけての低速な最終セクターがある。ターン15から立ち上がるときには、力強いトラクション(加速性能)が必要になってくるんだ。

グロジャン:バルセロナではリアタイヤをオーバーヒートさせないことが重要だ。それにタイヤの性能低下もバルセロナではカギを握っているだろうね。タイヤ性能を著しく低下させてしまったら、ひどいラップタイムで走ることになってしまう。タイヤの使い方がレースでいいパフォーマンスを発揮するための大きなポイントさ。

グロジャン:気温がどうなるか確認しないとね。もし(前戦の)バーレーンと同じような暑さであったら、E20(ロータスの2012年型車)は性能を発揮するはずだ。

Q:開幕前のバルセロナでのテストから、クルマはどれくらい進化しましたか?

グロジャン:僕たちが参加したテストでは、4日間を通じて僕たちが最速だった。だから、またそうなることを願っているよ! どのチームもクルマを進化させるため、懸命に作業を行っている。ムジェロのテストを通じてE20への理解を深めることができた。そしてスペインでもいくつか新しいパーツを導入できることを望んでいる。

グロジャン:速さに磨きをかけて、レースで上位にとどまり続けるための戦いは日常茶飯事のことさ。今シーズンこれまでのレースを見て分かるとおり、競争は熾烈(しれつ)だ。だから小さな進歩が大きな違いを生み出すことが可能なんだ。

Q:スペインGPの週末で特別な挑戦が待ち受けていると思いますか?

グロジャン:バーレーンよりも追い抜きはずっと難しくなるだろうから、バルセロナでは予選が肝心だ。予選は僕たち自身がもう少し改善できる分野で、そのためのアイデアがいくつかある。僕たちが最前列に並ぶことができたらいいね。

Q:今シーズン、タイヤを理解することはどれくらい難しいですか? そして、パフォーマンス面でタイヤはどれくらい重要ですか?

グロジャン:以前と比べて、コンパウンド間の違いは若干大きくなっている。戦略面で最高の結果を手にするのは本当に大変なことだ。ライバルを打ち負かすためにある程度のリスクは冒さなくちゃいけないけど、やり過ぎると困難に直面してしまう。かと言って、保守的になり過ぎても同じように負けてしまうから、この間でのバランスをつかむ必要がある。

グロジャン:攻撃的な戦略でたくさん順位を上げることができるけど、同時に攻撃的な戦略のせいで多くの時間をロスすることもある。バルセロナではハードとソフトのタイヤが供給されるんだ。どちらのタイヤも僕たちのクルマでは十分に性能を発揮すると思うけど、まあ、どうなるか見てみよう。

グロジャン:(ハードタイヤとソフトタイヤの)2つのコンパウンドでのラップタイム差が大きくなるだろうから、予選は難しくなるだろうね。だから、僕たちはQ1から率先してソフトタイヤを使う必要があるかもしれない。

Q:開幕からの2レースは厳しいもの(リタイア)でしたが、あなたのシーズンは上海(第3戦中国GP)から開幕すると言っていました。そこでポイントを獲得し、バーレーンでは表彰台に上がる結果となりました。バルセロナではどうなるでしょうか?

グロジャン:何が起こるかは見てのお楽しみだよ! 僕たちはまだ一歩ずつ段階を登って行かなくちゃいけない。この前の2レースはチームにとっても僕自身にとっても本当に良かった。バルセロナでベストを尽くして、残りのレースではドライバーズランキングでできる限り上位につけることが目標だ。

グロジャン:シーズンを通して走るレギュラードライバーとして、まだたったの4レースしか戦っていないから、まだまだ学ぶべきことがある。そんなにたくさんの経験ではないけど、完走したどのグランプリも僕にとっては素晴らしい経験なんだ。もちろん、バーレーンでの表彰台はバルセロナに向けて自信をくれたよ。

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