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WEC第2戦スパ、アウディのハイブリッドは優勝ならず

WEC（世界耐久選手権）の第2戦スパ・フランコルシャン6時間が5日（土）に行われ、ロメ・デュマ、ロイック・デュバル、マルク・ジェネ組の3号車アウディR18ウルトラが優勝した。

アウディはこのレースからハイブリッド車のR18 eトロン・クワトロを投入。1号車のeトロン・クワトロがポールポジションを獲得していた。レース序盤はアウディの1号車と2号車、2台のハイブリッド勢がリードしたものの、スタート時にぬれていた路面が乾き始めると、各車がドライタイヤへ交換する中でハイブリッドを搭載しない3号車がハイブリッド勢との差を縮めた。

その後、ハイブリッドの2号車がトラブルで後退すると、レース中盤には3号車のデュバルが1号車を抜いて首位に浮上。その後も3号車がリードを守り、優勝を果たした。2位はハイブリッドの1号車、3位はハイブリッド非搭載の4号車R18ウルトラ。また、ハイブリッドの2号車も4位に入っており、アウディ勢が1位から4位を独占する結果となった。

LMP2クラスの優勝は38号車のJota。井原慶子が走らせた29号車のガルフ・レーシングはクラス9位に入り、日本人として初のWEC入賞を果たした。GTプロのクラス優勝は77号車のポルシェ911RSR、GTアマのクラス優勝は67号車のポルシェ911RSRとなった。

次戦は、世界3大レースにも数えられるル・マン24時間。決勝は6月16日（土）にスタートし、このレースからトヨタがハイブリッドのTS030で参戦を開始する。